フィンランド教育法/なぜ世界一なのか/日本人の知らない学習法とは 

フィンランドは、サンタクロースなどの印象から、自由で穏やかなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

実は国際学力比較調査で、常に世界トップクラスの学力を誇る世界一の教育大国なのです。

”人材こそ財産である”という考え方が根付いているため教育への投資を怠ることがありません。

そんな世界一と言われるフィンランドの教育法にはどんな秘密が隠されているのでしょうか?
日本人の知らない”世界の教育”をお伝えします。

フィンランドで行っている”チェーン教育”とは?

復習:予習=8:2の重ね学習

チェーン学習のチェーンとは?
日本人にはあまり馴染みのない言葉ですが、その名のとおり自転車やオートバイのいわゆるあのチェーンのことです。

自転車やオートバイにチェーンが使われているのは、わざと重なる部分をつくることで1枚の金属ベルトを使用する場合より2倍以上の強度と耐久性が得られるからだと言われています。

チェーン学習も同様に、わざとのりしろを重ね合わせることで学習の効果を2倍以上に高めようという学習方法です。

復習と予習の割合は苦手科目であれば8:2
得意科目の場合は、子どもの様子を見ながら一人ひとりに合わせて予習の比重を変えていく仕組み。

具体的な勉強法【算数】

  • 学校で教わったことを反復練習
  • 算数が得意な子は難易度をアップさせる
  • 次の準備として予習をする

学校で教わったことを反復練習

学校で習った問題はその日のうちにもう一度解いてみる。
日本では「宿題」がありますが、宿題は先生が用意するもの。
フィンランドでは親御さんが用意してみんなが家庭で取り組んでいます。

中には、反復練習だけでは退屈というお子さんもいるでしょう。
反復練習を嫌がる時は、数字を少し変えるなど見せ方を変えて類題を用意して実施しています。

大切なのは、間違ったときです。
どこで間違ってしまったのかしっかりと確認しながら問題をもう一度解く。
この解く⇒確認⇒再度解くを繰り返すことが学習能力の向上につながっています。

文章問題などは中々作るのが難しいですよね(笑)
そんな時は、まるまるパクってしまって問ありません。
形式を理解させることが大事なので、パクってしまってかまいません。

算数が得意な子は難易度をアップさせる 

人間には得手不得手があります。
算数が得意ですぐに問題を終わらしてしまう子がいます。

そのような場合は得意だから良いのではなく、
少しレベルを上げて問題を作成します。

あくまで一人ひとりに合った勉強法を推奨しているフィンランド。
全員が同じ難易度の学習をする必要はないという事です。

次の準備として予習をする

予習は次の授業の準備!

教科書や参考書を読むだけでもいいのです。
問題を無理矢理解く必要もありません。

教科書の中に分からない言葉はないか?
それだけでいいのです。

フィンランドでは、あくまで次の授業の準備と心掛けていますね。

自宅でチェーン学習をする際に気を付ける3つのこと/続けるコツとは?

  • 学習内容や何を理解しているかを考える
  • 子供にはあまり教えない
  • 時間を明確に

学習内容や何を理解しているかを考える

どこまで、何を学習するべきなのかを考えながら行います。

先ほど、得意なことは難易度をアップさせると言いましたが、得意科目だからといってやたらとレベルを上げて学習をしても、あまり効果がありません。
大事なのは基礎の積み重ねで、本質を理解することです。

また、親が「もっともっと」となってレベルを上げすぎて、嫌いになってしまうというケースもあります。ほどほどにしましょう。

子供にはあまり教えない

やってしまいがちなことですね。

子供にはあまり教えすぎないようにしましょう。
答えを手取り足取り教えたほうが早いし、楽なのですが、それでは子供が受け身になってしまい、なんでも答えをもらえると思ってしまいます。

答えではなく、応えまでの行き方を教えてあげましょう!
「ほしいものをあげる」のではなく、「ほしいものが手に入る方法」を教えてあげることが大事です。

時間を明確に

学習の「終わり時間」を明確にしましょう。

課題を出して、それが終わり次第終了にするのか、それとも時間で区切るのか。各家庭によって異なると思います。

課題終了か、時間かはお子さんのやる気が下がらないほうを選択しましょう。
お子さんの気持ちは親御さんが一番理解していると思います。

ただしどちらの場合も、小学生なら学習時間が学年+30分以内に設定してください。

これ以上長くやっても、集中力が持ちません。
長くやるより、少ない時間でも毎日継続することのほうが大切です。

フィンランドの工夫された教育法/テストがない?

フィンランドはそもそもの義務教育期間中の教育時間が日本よりも年間で40時間ほど少なくなっています。

それなのに、世界一の学力を誇るフィンランドでは教育法に工夫がされています。どんな工夫なのか?見ていきましょう!

フィンランドの好奇心を生み出す教育法

  • 入学試験・テストがない
  • 自主性を持たせる
  • 脱落者を出さない

入学試験・テストがない

日本の教育法と全く違うのはここだと思います。
ビックリした方も多いのではないでしょうか?私もビックリしました(笑)

フィンランドでは、日本のように高校入学のための一般的な入学試験がないんです。入学試験がないのに何で判断しているかというと、9年間の義務教育期間中の成績の平均点で希望の高校の合否が決まります。

生徒は5つ希望校を選択し、成績順に希望の高校へ入学が決まります。
また、義務教育期間中の成績はペーパーテストだけでなく、日々の学習の取り組みや成果も評価対象になっているのです。

自主性を持たせる

フィンランドでは日本のように学習塾がありません。
そのため、どれだけ自分で考えて学習するのかにかかっています。

やらされる勉強ではなく、生きていく上で必要なことだと子供たちに理解させ、自主的に行動をさせる教育法になっています。

脱落者は出さない

「平等な教育」がモットーのフィンランドでは、脱落者を出さないことに比重をおいています。勉強嫌いの子が出ないようにその子に寄り添った学習プログラムを組むなど工夫がされています。

「テストの点や順位のために勉強するのではなく、自分のために学ぶことが教育の根本である」という考え方から、このような教育が行われています。

まとめ

日本とは大きく異なる教育法

「詰め込む」ことが主流の日本では考えられないことが多いですね。
テストや学習塾がないからこそ、普段からの継続する力を養うことができる。テスト前に丸暗記や、追い込み勉強をして、その後忘れてしまっては本末転倒です。

この”自主性”と”継続力”は社会人になっても必ず必要になってくる能力です。
子供のうちから習慣にしておくのはいいことですね。

日本でもフィンランドの教育法がすこしずつ導入されてきています。
保育園や幼稚園などで使われている施設もあるので、少しずつ浸透してくると嬉しいですね。

それでは、日本人が知らない世界の教育法「フィンランド編」でした。

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