シュタイナー教育とは?モンテッソーリ教育との違いを解説

『モンテッソーリ教育』と並んで日本でも知名度が高く、有名な教育法『シュタイナー教育』

日本では俳優の斎藤工さんが「シュタイナー教育」を導入している学校に通っていたことから話題になり、注目されるようになりました。

その今、何かと話題の『シュタイナー教育』とはどのような教育法なのか?
よく一緒に名前の挙がる『モンテッソーリ教育』とは何が違うのか?

解説していきます。

シュタイナー教育とは?注目の教育法を取り上げてみた

シュタイナー教育は、オーストリア生まれの哲学者、ルドルフ・シュタイナー博士によって提唱された教育法です。

シュタイナー教育学校は、第一次大戦直後の1919年に、ドイツで初めて設立されました。その後世界中に広がり、現在では世界60ヶ国以上に1,000校以上の学校と1,500園以上の幼稚園があり、世界的普及を遂げています。

日本でも、7校に幼稚園などの幼児教育施設が50園と今後もっと増えていくと考えられています。

『モンテッソーリ教育』との違いは?

モンテッソーリ教育の目的としては、それぞれ発達段階にある子供を援助し、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間に育てる」ことです。

シュタイナー教育は学校について、
「自己を開放し、自由な人間を育てる」と考えています。
そのような人間を育てるため、シュタイナー教育では「教育そのものが芸術行為であるべき」だと考え、音楽やアートなどの芸術的なものに触れることで人間の感情は高まり、知識が定着しやすいとされています。

この2つの教育法を比較すると、共通している点は「自由」を重視しているということ。しかし、モンテッソーリ教育は「子どもが自分を教育する環境」を用意するのに対して、シュタイナー教育は「子どもを学校でどう教育するか」という大きな違いがあるのがわかります。

『モンテッソーリ教育』を詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでください。

モンテッソーリとは?幼稚園だけでなく小学校でも使える世界の教育法

『シュタイナー教育』の2つの要素

  • フォルメン
  • オイリュトミー

フォルメン

「フォルメン」とは、直線や曲線、幾何学模様の描画を通し、集中力をつけさせたり指先を訓練させたりする教育法のことです。

それぞれの科目に少しずつ取り入れられていて、数学や美術の基礎となる学習と言われています。

オイリュトミー

「オイリュトミー」はシュタイナー教育の特徴を一番表していると言っても過言ではないです。

基本的には、音楽に合わせて体を動かしたり、図形や感情を表現する学習のことを言います。芸術的な感覚を自然に身に着けることが出来るのでシュタイナー教育の大事な要素になっています。

『シュタイナー教育』の3つの特徴

  • テレビが禁止
  • 「からだ」「こころ」「あたま」のバランス
  • 「自由」の追求

テレビが禁止

シュタイナー教育は現代では珍しい、一見変わった教育法です。
テレビはもちろん、ビデオやキャラクターやCDも禁止となっています。

理由としては、テレビや勉強ではなく、体を使う体験をしてほしいというメッセージが背景にあります。
この後紹介しますが、シュタイナー教育においての幼児期は「からだ」を作ることを目的としています。

テレビやゲームなどでは、どうしても1か所にとどまってしまうので、この時期にはあまり良いとはされていません。それよりも体を動かすことで、骨や筋肉、内臓を発達させ、自分の意思で体を動かすことが出来るようになります。

「からだ」「こころ」「あたま」のバランス

大人になったとき、「からだ」「こころ」「あたま」のバランスが備わっている人になっているように、シュタイナー教育ではこの3つの要素を大事にしています。

大きく3つの時期に分けて考えています。
0歳~7歳・・・「からだ」を育てる時期
7歳~14歳・・・「こころ」を育てる時期
14歳~21歳・・・「あたま」を育てる時期

シュタイナー教育では、この時期・順番を特に大事にしています。
「こころ」を育てるのに、7歳未満では早いし、「あたま」を育てるのに14歳未満では早い。その年齢・時期にあったものを育むことが大切だとされています。

「自由」の追求

シュタイナー教育が目指していることです。
「自由」とは、何をやってもいいというわけではなく、「自分の意思で動く」という意味です。

「自由な生き方ができる人間」を育てることを目的です。
自分の中に芯がある、柔軟に対応できる、そんな人間を育てる教育法です。

シュタイナー教育のデメリット

  • シュタイナー博士の考えが難解
  • 学力が一気に上がるわけではない

シュタイナー教育の生みの親、ルドルフ・シュタイナー博士の思想が難し過ぎて挫折してしまう人もたくさんいます。
スピリチュアル的な面もあり、理解するのが難しいと感じる人もいます。

シュタイナー教育を子どもに受けさせている人が全員理解しているわけではありません。色んな考え方の親御さんがいます。シュタイナー博士の思想を理解できなくても、上で紹介したような基本的な目的を理解していれば大丈夫です。

初心者向けの講座などもありますし、わかりやすい本も出版されています。
私も初心者から勉強した本なのでおすすめです。

まとめ

日本ではこのシュタイナー教育を受けていた著名人が斎藤工さんくらいしかいませんが、世界的に普及している教育法です。

何より、子どもにあった教育法を考えてあげることが大事です。
きっとりと時期で育む部分を変えるシュタイナー教育はわかりやすく、人気となっていますね。

家庭でも手軽に取り入れられるのでおすすめです。家庭で行う際は決まった使い方をするおもちゃではなく、想像力を働かせるおもちゃや自然のものを使用するなど工夫してください。

それでは、日本人の知らない「シュタイナー教育」でした。

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