モンテッソーリとは?幼稚園だけでなく小学校でも使える世界の教育法

将棋の最年少プロで一躍話題となり、有名となった藤井聡太七段。
その藤井聡太さんが幼少期に受けていたとされる教育法が「モンテッソーリ教育」なのです。

「モンテッソーリ教育」は世界的にも有名で、日本でも保育園や幼稚園なので導入されていることも多いですが、「どんな教育法なのか分からない」という人も多いのではないでしょうか?

そんな方にために「モンテッソーリ教育」とはどういった教育法なのか、
どんなメリットがあるのかをお伝えしたいと思います。

モンテッソーリとは?幼稚園だけでなく小学校でも使える世界の教育法

「モンテッソーリ教育」とは、イタリア初の女性医師として知られるマリア・モンテッソーリによって考案された教育法です。

ローマの精神病院で医師として働いていたモンテッソーリは、知的障害を持った子供へ”感覚教育法”を行い、知的水準を上げることに成功します。
その後、設立した貧困層の健常児を対象とした保育施設「子どもの家」でその教育法を完成させたと言われています。

それ以降、この教育法を実施する施設は「子どもの家」と呼ばれるようになり、かれこれ90年以上の歴史を持つ世界でも効果が実証されている教育法となりました。

日本では幼児教育に用いられていることが多いですが、決して「幼児教育」だけではないのです。細かく言えば、24歳頃までの発達段階を4段階に区切っています。

目的としては、それぞれ発達段階にある子供を援助し、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間に育てる」ことです。

現代の大脳生理学、心理学、教育学など、成果が証明されている教育法です。

藤井聡太七段以外にも多くの有名人が受けていた?

日本では藤井聡太七段が有名ですが、
世界的にみるとAmazonの創立者ジェフ・ベゾスやGoogleの共同創立者セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ 、アンネ・フランクなど数々の著名人が「モンテッソーリ教育」を受けていたことがわかっています。

「モンテッソーリ教育」の特徴

モンテッソーリ博士は子どもの観察をしていく中で、月齢や年齢ごとに子どもたちの興味の対象が次々に移り変わっていくことに気付きました。

子どもには大人の手を借りずに一人でなんでもこなしてみたくなる時期があるのです。それを脳生理学的に基づいて、能力の獲得にはそれぞれ最適な時期があると結論付け「敏感期」と名付けました。

幼少期から24歳ごろまでの発達段階を4つに分けているのも特徴です。

  • 第一期:0歳~6歳【変容期】
  • 第二期:6歳~12歳【一次安定期】
  • 第三期:12歳~18歳【変容期】
  • 第四期:18歳~24歳【安定期】

それぞれの発達段階

第一期:0歳~6歳【変容期】
生まれてきた子どもが人間社会という環境の中で人間に変わっていく過。
モンテッソーリ教育で最も重要な時期

第二期:6歳~12歳【一次安定期】
「アイデンティティ」を芽生えさせ、自立心を高めた子供が、集団となりより大きな課題に取り組める時期

第三期:12歳~18歳【変容期】
子供から大人に変わり始める。精神的には不安定なので接し方がポイントになる時期

第四期:18歳~24歳【安定期】
精神的にも肉体的にも成熟し、自立した大人に。お互いに支えあい社会を形成していく時期

モンテッソーリ教育の5分野

  • 日常生活の練習
  • 感覚教育
  • 言語教育
  • 算数教育
  • 文化教育

日常生活の練習

モンテッソーリ教育の基礎とされているのがこの「日常生活の練習」です。

具体的に何をするかというと、大人が行う日常生活のさまざまな動作を真似することから始めます。
すべて子供サイズで実施されますが、ガラスや陶器などの割れ物は本物を扱います。本物を取り扱うことで、本来の美しさや慎重に扱うなどの危機回避能力が育ちます。

この練習を通して、依存から自立へと変えていくのが目的です。

感覚教育

子供は3歳から6歳の間に、視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚の五感がよく発達する一番大切な時期です。

感覚を洗練させ、ものの考え方を身につけさせる教育法です。
ここでは、「対にする」「段階づける」「仲間分けする」という3つの操作法を教えています。代表的な教具は、円柱さし、音感ベル、ピンクタワーなどがあります。

言語教育

「話す」 「読む」 「書く」だけではなく、「文法」や「文章構成」などの言語処理も早い時期から学びのがモンテッソーリ教育の特徴の一つです。

絵と文字が書かれた絵カードや、文字を並べ替えて言葉や文章を作る文字カードなどを用いて実施されています。

算数教育

算数教育の特徴として「数量」から学んでいきます。
具体的に言うと「数量」と「数詞」「数字」の3つの言葉の意味を学び、この3つを理解したときに初めて数量概念を学習したと判断されます。

十進法の場合は1、10、100、1000の「金ビーズ」を用いて数を体感しながら学びます。その他にも「銀行あそび」や「切手あそび」「蛇あそび」などの教具を使って4桁の四則演算を学びます。

文化教育

文化教育では、歴史や動物、植物あとは音楽や美術といった表現的なことを学びます。代表的なもには「世界地図」や「惑星模型」などがあります。

「モンテッソーリ教育」のメリット

  • 個性が伸びる
  • 精神的に安定する
  • 集中力がつく
  • 積極性や自主性が身に付く

藤井聡太七段を見てると何となくわかりますね。
あの年齢であの落ち着き、集中力…脱帽です(笑)

「モンテッソーリ教育」のデメリット

  • 協調性に欠ける
  • 運動など活発な子には向かない
  • 集団行動ではない

日本で活発に推奨されない理由がここだと思います。
今でも協調性や集団行動を強く求める傾向にあるので。

しかし、近年、各業界で活躍する人は集団能力や協調性などではなく、個性や独自性などを評価されていますね。企業でもみんなと同じことをする人より、変わった観点を持っていたり、人と違う人を求めるようになってきました。

今後「モンテッソーリ教育」はどんどん普及していきそうですね。

まとめ

各業界の著名人に多いというだけで、魅力があるのはわかりますが、
やはり今一番求められている「個性」を養うことが出来るのが大きいですね。

日本では「協調性」や「連帯責任」などが教育の大部分をしめています。
「みんなと同じことをやるのが当たり前、みんなと同じ考えが当たり前」といったように個性を引き出すことなく、同じ人間を作り上げてしまうのです。

これでは、個性が磨かれることがなく育ってしまいます。
今の日本の企業を見れば一目瞭然ですね。

早い段階から、将来のことを考え「モンテッソーリ教育」を受けさせるのも一つだと思います。

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