イエナプランとは?日本でも取り入れたい世界の教育法『オランダ編』

子ども一人ひとりの”個性”を引き出し、
その”個性”を尊重し、大切にしながら学ぶ「イエナプラン教育」

日本ではまだ知名度が低いですが、有名な「モンテッソーリ教育」や「シュタイナー教育」など様々なオルタナティブ教育(非伝統的な教育)を学ぶオランダでは今、人気の教育法となっています。

その人気からオランダの小学校を中心に200校以上の
イエナプラン導入校が存在しています。

この「イエナプラン教育」とは一体どんな教育法なのか?
なぜ、人気となっているのか?

その理由を特徴などと共にお伝えします。

イエナプランとは?日本でも取り入れたい世界の教育法『オランダ編』

「イエナプラン教育」はもともと、ドイツのイエナ大学の教育学教授だったペーター・ペーターセンが同大学の実験校で取り組んでいた教育のことです。
しかし第二次世界大戦などの影響もあってか、ドイツ国内で広がることがなく終わってしまいました。

その後、スース・フロイデンタール=ルッターがオランダで初めてイエナプラン教育を紹介し、そこから1960年代以降に初めてのイエナプラン教育の学校が設立されることになります、

イエナプラン教育は”子どもが互いに一人ひとりの個性を尊重し合い、共生心を養う”ことを目的としていて、個性を引き出し、伸ばし共存していく力を育む教育法です。

イエナプラン教育の特徴

  • 異年齢のクラス編成
  • 4つの基本活動
  • ワールドオリエンテーション
  • 健常児も障害児も共にまなぶ

異年齢のクラス編成

日本の学校と大きく異なるのがこのシステムです。
年齢別にクラスをわけるのではなく、イエナプラン教育では4~6歳児、6~9歳児、9~12歳児の3つのグループに分け、3学年が入り混じったしクラスで3年間過ごすことになります。

3年間クラスを変えない理由としては、子ども達はこの3年間でクラスの中で、年少・年中・年長の3つの立場を経験することになります。

年少の子に何かを教えてあげたり、面倒見たり、年長の子から教わったり、可愛がられたりと子ども同士の学び合いが生まれ、イエナプラン教育の教訓でもある”お互いの違いを受け入れ、相手を尊重する姿勢”を普段の生活で身に着けることができます。

4つの基本行動

イエナプラン教育は日本の学校のように教科ごとの時間割がないのも特徴です。「会話」「遊び」「仕事(学習)」「催し」の大きく分けてこの4つの活動を軸に学びを進めていくのがイエナプラン教育のスタイルです。

「会話」
特定のテーマを決めずに自由に話合う「オープン・サークル」、前もってグループリーダーや一定の子どもが話題を準備した「準備サークル」、グループリーダーが何かをみなに伝えるためのサークル、何かを一緒に見たりそれについて話し合ったりするサークル、観察サークル、報告サークル、自由作文の朗読サークル、テーマ学習サークルなど。

「遊び」
子どもが音楽に合わせて体を動かして感情を表現したり、演劇作りをするといったもの。教育学上の効果を期待したゲーム遊びなど。

「仕事(学習)」
課題を意識してそれを達成するための活動。個別に行う自立学習と共同学習の形態がある。

「催し」
一般的な祝祭のほか、その学校の特別の行事、子どもやグループリーダーの誕生日など。催しは、単に、祝い事や楽しみの共有だけではなく、悲しみを共有する場、としても捉えられる。

「日本イエナプラン教育協会ホームページ 」より

ワールドオリエンテーション

イエナプラン教育では、ワールドオリエンテーションという総合学習があります。 社会と理科といった教科別の学習をつなぎ、それに基づいて『学ぶことを学ぶ』というプログラムになります。

日本では学校の先生が授業という形で強制的に授業を行いますが、イエナプラン教育では「子どもの問いかけ」が学びの始まりです。
学んだことはクラスやグループの仲間と共有し合い、お互いを尊重し刺激し合いながら学習を進めていきます。

健常児も障害児も共にまなぶ

イエナプラン教育は「インクルーシブな教育」を目指し、子どもたちには、よりリアルに近い社会を体験してほしく早い時期から、特別のニーズを持つ障害児らの入学を積極的に容認してきました。

MEMO
インクルーシブ教育とは、人間の多様性の尊重等を強化し、障害者が精神的および身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能にするという目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組み。
ユダヤ式育児法とは?ユダヤ式教育が天才を生み出す秘訣を解説

オランダ教育の功績

世界一の教育といわれるオランダですが、この教育法を子供たちはどう思っているのかを調査した結果です。

ユニセフ調査で「子供の幸福度」第1位

ユニセフが発表した「子供の幸福度リポート」で
オランダは総合1位に輝きました。

判断基準は「 物質的豊かさ 」「 健康と安全 」「 教育 」「 日常生活上のリスク 」「 住居と環境 」

この5つの項目でオランダは 1位・5位・1位・1位・4位を獲得し、
総合順位で1位となりました。

これはオランダ教育の功績といえる内容ですね。
親や先生の自己満足ではなく、子供たちも幸せを感じてくれているのが何よりうれしいことです。

世界の教育を比較してみた【日本と違う世界の幼児教育7選】

まとめ

教育大国オランダで人気の教育法「イエナプラン教育」いかがでしたか?

日本だけの教育法ではなく、世界中で話題となっている教育法も取り入れることでより、視野の広い子どもに成長することができます。

考え方は人それぞれですが、一つ参考にしてみてください。

それでは、日本人の知らない「イエナプラン教育」の世界でした。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA